2016年12月より「pixiv」と「小説家になろう」で週2回の連載開始以来、気がつけば7年半続いているシリーズ。 （現在も毎週月曜朝8時、「pixiv」にて更新中） webで連載したものを、大幅に再構成し、校正を入れて登場のペーパーバックス版です。 22年12月のコミケ101（#C101)で初登場となります。 A6文庫版 カラーカバー表紙はマットPP 228ページ ------------------------------------------------- ※複数巻ご注文にあたっての注意事項 ネコポス送料でのご注文は1回のご注文で合計2部まで 3冊以上のご購入時は配送オプションもカートへお入れ下さい。 -------------------------------------------------
昨日までの庭、今や敵陣真っ只中！
突然、世界がリバーシのごとくひっくり返る。 昨日まで自分たちのホームだった場所がすべて、アウェーになってしまった！ クーデター成功宣言は何と、この文明に存在しないはずの「写真」や、「オンデマンド印刷」を用いて矢継ぎ早に人々へ知らせ、そしてDYRAやRAAZたちへは聞いてくれとばかりに量子通信をラジオのように用いているではないか！ 容赦なく投入されるオーパーツに戸惑う人々。特に写真のインパクトは強力だ。 「音もなく、静かに崩壊した」世界で、静かに『終末』の準備が始まる。 もはや誰が敵で、誰が味方かわからない。 信じるものが異なる人間たちがその価値観を激突させる物語11巻、C101でついに登場！ ポスターに目を留め、「正統派美形！」と喜びの声と共に衝動買いも含め、コロナ禍が明けるや急速に頒布！ C102でもプッシュします！ 是非ゲットしてね！
縁あった読者様からいただいた声
「だんだん歴史の流れが明らかになってきて、筋が見えてきたところにまた新たな謎が出てくる。最後までどう転ぶか想像もできない」 「え！ ハーラン、そこにいたんですか!? 気づけた範囲だったのに。してやられちゃいました」 「マイヨさんもしかして、意外と入れ込んじゃっている？」 「新キャラのキエーザ様をお待ちしているのですが……イラストまだでしょうか？」 「待って待って！ 双子のお兄さん生きていたんですか。ええええー！」 「いつも思うのですが、食事のメニューがとっても美味しそう」 「つ！ い！ に！ 伏線回収！ DYRA姉さんが『何者か』の答えが」 「タヌ！ RAAZに良く言った！ エライ！ 逆ギレ、いや、それどころか殺されるかも知れない話題だけど、絶対に逃げちゃいけない。タヌ成長の証」 今回、早い段階からたくさんのお声をいただいております。 ただただ、感謝でいっぱいです。 ありがとうございます！
みけちくわさん描き下ろし、正統派美少年ルカレッリ！
表紙およびフルカラーでキャラクター口絵を描いているのは、緻密な背景や美麗な小道具を描き込むことで多くの商業マンガ家をお支えする、引く手あまたの実力派絵師、「みけちくわ」さん！ みけさんの緻密な画力が遺憾なく発揮された「キャラ絵」を楽しめるのは、2023年5月時点でもなんと、「DYRA」だけ。 11巻表紙を飾ったのは、4～5巻のピルロ編で登場したアントネッラの双子の兄にして、ピルロの為政者ルカレッリ。 錬金術で生き返ると信じてその死体をホルムアルデヒド漬けにして保存していたというが……何と、生きているからびっくり！ 一体どういうからくりで彼は難を逃れたのか。どうしてアントネッラまでも欺いて姿を消していたのか。そして、今、再登場した理由は？ 彼を助けたのは思わぬ人物。ただ助けただけじゃない。「この世界の真実」をもルカレッリに教えたと言う。 多くの情報と知見を得て再び表舞台に戻ろうと、ついにアントネッラとも再会。だがこの状況を手放しで喜ぶことができるのかというと？ 11巻表紙は、帰還し、再起を果たさんとするルカレッリの決意と自信に満ちた姿が描かれております。 政治家らしく、「綺麗毎だけでは通らない、ときには敵も味方も欺す腹芸もいる」と、したたかさが垣間見える一方、何やらそれだけではない、常軌を逸した『何か』が……？
あらすじ：運命の24時間。その先にあるものは？
【気づけば盤面は劣勢になっている。電光石火の如きハーランの動きに 完全に後手を取らされてしまった！ 風雲急を告げる事態の数々を前に、「決断を強いる」足音が音もなく…】 錬金協会は乗っ取られ、新体制の会長代行はディミトリとなった。 だが、RAAZはそのこと自体に特にこれといった印象を抱かなかった。 そんな中、ピルロでは錬金協会からマイヨの引き渡しを要求された上、アントネッラが連行されてしまう。 ハーランを排除するための反撃準備をするRAAZは西の都の為政者アンジェリカと盟を結ぶ。 DYRAとタヌは引き続きタヌの父親を追って東の果てへ。だが、そこでDYRAの「過去」を知る者たちと邂逅する。